アレルギー検査
その他のご案内2021.02.26
アレルギーが原因となって引き起こされる疾患は様々です。アレルギー性鼻炎、気管支喘息、長引く咳(咳喘息、アトピー咳など)、蕁麻疹、過敏性肺炎、シックハウス症候群、花粉症などの他、シンガポールで時々問題になるヘイズ(煙霧、煙害)の時に生じる鼻づまり・目のかゆみなどもアレルギー症状のことがあります。また、免疫学的な病気によることもあります。
当クリニックでは内科担当医師、小児科担当医師を中心にアレルギーの診察と検査を承っています。
●アレルギーの症状
皮膚(かゆみ、赤み、発疹、じんましん)、目(涙、かゆみ、充血、まぶたの腫れ)、鼻(くしゃみ、鼻水、鼻づまり)、口・のど(舌のピリピリ感、唇の腫れた感じ、かゆみやイガイガ感)、呼吸器(咳、ゼイゼイする、ヒューヒューする、息苦しい)、皮膚(かゆみ、発疹、むくみ、赤み)、消化器(吐き気、嘔吐、腹痛、下痢、血便)、全身(脈がはやくなる、血圧低下、ぐったりする、意識がもうろうとする)
●アレルギー検査
アレルギーを引き起こす原因となる物質をアレルゲン(抗原)と言います。アレルゲンには花粉やホコリ(その中に含まれるダニの死骸やカビの胞子)、食品(卵、牛乳、ピーナッツ、エビ等)、動物のフケなどがあります。アレルゲンが呼吸や食事で体の中に取り込まれると、血液中にIgE抗体という物質が生成されます。アレルギー症状の出やすい方はIgE抗体が基準値よりも多くなっている場合がほとんどです。アレルギー検査では、特定のアレルゲンに反応する血中のIgE抗体を調べます。
アレルギー検査は、単純に「結果が陽性=原因」とは限りません。逆に、陰性であったとしても原因アレルゲンとなっているかもしれないため注意を要することもあります。検査結果については医師にご確認ください。
上記のような症状が気になっている方、来星間もない方でシンガポールでのかかりつけ医を必要とされている方、エピペン(*)の必要な方は外来でご相談ください。
また、アレルギー検査は健康診断で追加することもできますので、ご希望の方は採血の前までにお申し出ください。
(*)医師の治療を受けるまでの間、アナフィラキシー症状(短時間の間に激しく現れるアレルギー症状)の進行を一時的に緩和し、ショックを防ぐための補助治療剤(アドレナリン自己注射薬) (※海外旅行傷害保険は非適用となります。)