乳がん検診
その他のご案内2018.09.06
シンガポールでも乳がんの早期発見・早期治療が呼びかけられ、乳がんの検診(Breast Cancer Screening)の関心が高まっています。当クリニックの健康診断ではParagon Medical内の画像診断専門医療機関を利用した乳がん検診をオプションにご用意しています。
【乳腺の検診に用いられる検査】
<マンモグラフィ(乳腺X線検査)>
左右各乳房全体を圧迫して平らにし、それぞれX線で撮影します。石灰化という所見からがんを見つけます。
X線被曝量はごくわずかです。
個人差はありますが、圧迫による痛みがあります。月経前の乳房痛のある方はその期間は避けましょう。
マンモグラフィは従来の検査(2Dマンモグラフィ)の他、近年普及しつつある乳腺を多層的に撮影する3Dマンモグラフィもございます。
※妊娠中または妊娠の可能性のある方はマンモグラフィはお受けになれません。
<乳腺超音波検査>
超音波検査装置で腫瘤などの病変が無いか調べます。超音波検査は被曝の心配が無く、妊娠中でも受けられます。
また、検査の際の苦痛もありません。
当クリニックでは乳腺の検診にはマンモグラフィと乳腺超音波検査の併用をお勧めしています。
【検診の流れ】
当日は当クリニックよりお渡しする検査票をお持ちになり、画像診断専門医療機関にて検査をお受け頂きます。
検査機関での所要時間は通常1時間強~1時間半ですが、状況により長くなることがあります。
検査結果は後日お送りするレポートでご確認ください。
【乳がん検診のみお受けになる場合】
健康診断のオプションとしてでなく、乳がん検診のみをお受けになることもできます。
<ご注意>
新型コロナワクチン接種後に乳腺検診をお受けになる場合は、接種後4週間(1か月)経ってから受けましょう。
マンモグラフィ、超音波検査による検診の他、自己検診も月に一回行いましょう。
(2022年5月9日 一部改訂)